Solanaのステーキングを解除する方法
SOLのステーキング解除にかかるのは、長くても26時間です。ステークアカウントは、いま進んでいるエポックが終わった時点で引き出せるようになります(今のエポックは残り約21時間)。それまではステークが報酬を生み続けるので、待っている間に報酬を取りこぼすことはありません。エポックが終わったら、トランザクションをもう1回送ればSOLがウォレットに戻ります。
PhantomとSolflareで解除する
解除する
ステーキングの画面でステークアカウントを選び、ステーク解除(Unstake)をタップします。ステータスは「解除中」に変わりますが、エポックが終わるまでは報酬を稼ぎ続けます。Phantomのこのボタンは、アカウントを丸ごと解除します。一部だけ取り出したいなら、先にSolflareのSplit(分割)を使ってください。元のアカウントから新しいアカウントを切り出す機能です。どちらのアカウントにもネットワークの最低委任額である1 SOLが必要なので、元のアカウントには2 SOLより多く入っていなければなりません。
エポックの終わりを待つ
エポック境界を迎えると、アカウントは非アクティブになります。新しいエポックが始まってから2分ほどは、ネットワークが報酬を支払っている最中で、ステークアカウントへのトランザクションをすべて受け付けません。このタイミングで送った引き出しは失敗するので、数分おいてから送り直してください。
引き出す
引き出し(Withdraw)を選びます。SOLは、直前のエポックの報酬とアカウントの少額のレント準備金と一緒に、メインの残高に入ります。この操作をするまで、SOLは非アクティブなアカウントに置かれたままで、何も稼ぎません。かかるのはトランザクション1回につき基本手数料の5,000ラムポートで、1円未満です。
待ち時間が1エポックを超えない理由
Solanaは、ステークを432,000スロットからなるエポック単位で扱い、現在のスロットの速さでは1エポックは約26時間です。以前のエポックは約2日かかっていたため、古い解説では今も「2〜3日」とされています。実際の待ち時間は、解除がチェーンに記録された時点でエポックがどれだけ残っているかで決まります。終わり際なら数分、境界の直後なら26時間まるごとです。
タイミングを選んでも得はしません。ステークは、解除したエポックの報酬を満額受け取り、その後のエポックの報酬は受け取りません。エポックの最初に解除しても最後の1時間に解除しても、ステークが稼ぐ額は同じです。避けたいのは最後の数分だけです。境界を越えてから記録されたトランザクションは、新しいエポックをもう一度丸ごと待つことになります。
プロトコルには、一度にクールダウンできるステーク量の上限もあり、1エポックあたり全ステークの9%と決まっています。ただ、この上限に達したことは一度もありません。直近512エポックのうち、解除が最も多かったエポックでも3.7%でした。
気が変わったときは、エポックが終わる前に、解除中のアカウントを同じバリデータに委任し直せば解除を取り消せます。報酬も途切れません。コマンドラインなら、同じ投票アカウントを指定してsolana delegate-stakeを実行します。境界を過ぎるとステークは非アクティブになり、改めて委任すると、報酬の出ないウォームアップに1エポックかかります。
手数料を払って待ち時間を省く
ステークアカウントやリキッドステーキングトークンを引き取り、その場でSOLを渡してくれるサービスがいくつかあります。数秒で済みますが有料です。比べる相手のエポック待ちにはコストがかからないので、下の表では各手数料が何日分のステーキング報酬に当たるかも示しました。
| 方法 | 時間 | コスト | 報酬に換算 |
|---|---|---|---|
| ネイティブの解除 | エポックの残り(最長26時間) | ネットワーク手数料 | — |
| Solflareの即時アンステーク | 数秒 | 0.5〜3% | 報酬37〜220日分 |
| 100 JitoSOLをSOLにスワップ | 数秒 | 0.09% | 報酬7日分 |
Solflareは最も安い料率でも報酬37日分を取り、それで縮められる待ち時間は最長でも26時間です。払う価値があるのは、エポックが終わる前にどうしてもSOLが必要なとき、たとえば清算ラインが迫った借入に担保を追加したいときくらいです。Sanctumもステークアカウントを買い取っていて、手数料はスワップごとに提示されます。リキッドステーキングトークンを持っているなら、出口はいちばん安く、普通にスワップするだけです(表のJitoSOLの行がその例です)。
取引所は独自のスケジュール
取引所でステーキングしたSOLは、取引所が自分で決めたスケジュールで解除します。大手はどこも、日数単位の待ち時間を案内しています。
| 取引所 | 通常の解除 | 速い方法 |
|---|---|---|
| Coinbase | 約5日(その間も報酬あり) | 即時、手数料1% |
| Kraken(ボンデッド) | 3日 | フレキシブルステーキング(待ち時間なし) |
| Binance(BNSOL) | 最長4日(取り消し不可) | BNSOLを売却 |
| OKX | 3〜5日 | OKSOLを売却 |
SOLが戻ってこないとき
ネイティブの解除が1エポックより長くかかることはありません。何日も待っているなら、原因はプロトコルの外にあります。いちばん多いのは、アカウントが非アクティブになっているのに、引き出しを送っていないケースです。SOLはステークアカウントに残っていて、「引き出し」ボタンで移せます。解除してから26時間以上たっても解除中のままなら、Solscanなどのエクスプローラでアカウントを確認してください。ステータスをチェーンから直接読み取って表示してくれます。取引所やリキッドステーキングのプールを通して解除したステークは、そのサービスのスケジュールに従います。
別のバリデータに移す
Solanaには、アクティブなステークを別のバリデータへそのまま移す命令がありません。解除してエポックの終わりを待ち、改めて委任します。新しい委任は、報酬を生むまでに1エポックのウォームアップを経ます。つまり乗り換えには1エポック分の報酬がかかり、1,000 SOLあたり約0.1 SOLです。下位1割のバリデータは、同じ1,000 SOLに対して中央値より年に約14 SOL少なく支払います。そこから移れば、失った1エポック分は約4日で取り戻せます。何を比べればよいかはバリデータの選び方で解説しています。コミッションごとの受取額はステーキング計算機で確かめられます。
もう一度ステーキングしますか?
コミッション0%のバリデータに委任するか、先に報酬を試算してみましょう。